
今回の記事は、音読勉強法の1つであるリピーティングを紹介いたします!
リピーティング(repeating)とは「繰り返す」という意味で、文字通り、聞こえてきた英文の音声を真似て音読する勉強方法です。
それでは、シャドーイングとリピーティングの違いを説明し、その後リピーティングの詳しい勉強法を解説いたします。
(違いを説明するよ!)
リピーティングとシャドーイングの違い
シャドーイングとは、聞こえてきた英文を1,2単語遅れて、音読する勉強法です。

この勉強法により、英語の正しい発音やリズムなどを学びます。
詳しいシャドーイングの勉強内容や効果については、下記の記事をご覧ください。
そして、リピーティングとは、聴いている英文教材を1センテンスごとに区切り、そのセンテンスを完璧に真似て音読する練習法です。
リピーティングはシャドーイングとは違い、英文の意味や構造、発音を頭の中に残し、それを完璧に再現するイメージで音読いたします。
このリピーティング勉強法により、内容が理解できる英文ならば、その内容が頭の中にちゃんと残ります。
そして英文を保持する能力が上がり、相手の言っていることがさらに理解しやすくなるということです。
ということがTOEICテストなどで起こらなくなります♪
さらに、ディクテーションと同じく、自分がリスニングしている上で、聞き取れていない音が何なのかも把握できます。
なぜなら、聞き取れなかった音声は再現できないからです。
聞き取れなかった音は、音読などをして、耳に慣らしておいてください!
そして再度、リピーティングにチャレンジしてください♪
ディクテーションについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
さて、それでは次にリピーティングの勉強法を詳しく解説していきます!
リピーティングの勉強法
リピーティングは下記イラストのように、聞こえてきた英文音声を真似て音読いたします。
まず、教材の英文音声を1センテンス、あるいは1フレーズ聞き、音声を止めます。
そして止めている間に、その1センテンスを一言一句完璧にリピートしていきます!
最初は、音声をテキストなしで聴き、リピーティングしてください。
もし英文を完璧に再現できなかったら、テキストを見て自分が聴いていた英文の内容を確認し、再度そのフレーズを聴き、テキストなしでのリピーティングをしてください。
しかし初級者の方は、最初からテキストを見てのリピーティングもありです。
2週目で、テキストなしのリピーティングを出来るようにしてください。
”英文:2018年 7月号 入門ビジネス英語 LESSON 25より引用”
イラストのような完璧なリピーティングを目指して行きます!
完璧なリピーティングができるということは、その英文に対しては完全なリスニングが出来てるということと同義です。
そして、完全なリスニングとは、話の流れや、一部聞き取れたフレーズや単語から意味を推測する推測聴きをしていない状態のことです。
普段の英会話などでは、推測聴きには頼るべきかと思いますが、トレーニング中はこの推測聴きをしないようにいたしましょう。
使用する教材
リピーティング用として使える教材に、ひとつオススメなのがあります。
この教材は音読練習であるシャドーイングやリピーティングを効率良く勉強できる教材になっております。
特に、リピーティングの練習を行うために、センテンスごとに、ポーズ(休止)が入っていて、その間にリピーティング音読が出来るようになっているのは非常にありがたいです。
いちいち自分で止めなくてもよいのですから。
なのでリピーティングの勉強をする方は、まずはこちらの教材で始めてください!
そしてこの教材が終了したら、自分が読んでみて、9割以上内容がわかる教材で新たにリピーティングの練習をしてみてください。
特に私はNHK教材をオススメしております。
理由としては2つ。
- 教材のレベルが多々あり、自分に合うレベルの物が探せる。
- 教材の質がかなり良い。解説も丁寧。
どの教材にするかお悩みの方は書店で、NHK教材コーナーに行き、教材をパラパラ眺めながら、あなたが軽く読める英文があるものを選んでください。
(あなたにとってベストなものを選ぼう。)
まとめ

今回は音読勉強法の1つである、リピーティングについて解説させていただきました。
このリピーティングは、聞こえてきた英文を頭の中で完璧に保持し、完璧な音声再現が出来るように目指す勉強法です。
これにより、リスニング力の向上はもちろん、頭の中に英文がしっかり残るので、聞いた内容を後で思い出すことも容易です。
聞き取れた英文なのに、少し時間がたつとわからなくなってしまうのは、この保持能力が低いことが原因です。
この保持能力を上げ、推測聴きに頼らないリスニングを目指しましょう!
それでは今回はここまで!